オレンズネロを試してきました

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オレンズネロを試してきました

最近では、随分と値段がつり上げられている“オレンズネロ”ですが、6,000円、8,000円、とうとう最近では10,000円位になってきました。みんなの『欲しい!』という気持ちにつけ込んで、商品を独占して値段をつり上げている人がいるんじゃないかと思ってしまいますね。

そのためか、どうしても定価(適正価格)で買いたくて、出かける度に文房具屋さんをのぞくようにもなりました。

オレンズネロ

オレンズネロ

その中でも、先日立ち寄った文房具屋さんで、オレンズネロの実物(テスター)を見ることが出来ましたので、その感想と今後の行動に関しての考えをお話ししたいと思います。

なぜ、オレンズネロなのか?

はじめは、“フラッグシップ”とかの言葉につられてしまいました。商品説明を見ていると“オレンズシステム”とか“自動芯出し機構”とかの機構に興味を持ち出したのです。同時期に“HI-TEC-C coleto”のシャープペンシルで、0.3mmのシャープユニットを使用しているのですが、これがかなり“ノック”しづらい!また次のような悩みもありました。

ハイテックCコレト 1000

ハイテックCコレト 1000

細い芯を使うために、芯を折らないようにと筆圧を下げてしまう。

書いた字が薄くなる。

柔らかい芯を選ぶようになる

 芯の減りが早い

ノックの回数が増える(しかし、ノックはしづらい…)

こんな悩みが出てきた頃にオレンズの存在を知ったのです。

もともと、“STAEDTLER 925-25”がお気に入りで使っていたので、少し重量感を感じることが出来るものが好きなので、オレンズネロはすごく気になる商品でした。

STAEDTLER 925_25-05

STAEDTLER 925_25-05

オレンズネロの実物を使ってみた

 テスターは0.2mmと0.3mmが準備されていました。チェーンでつながれていましたが確認は出来ました。

重さ(重量感)

持った感じはかなりいい感じです。お気に入りの“STAEDTLER 925-25”と全く同じ重さで、17g。すごくいい感じです。“STAEDTLER 925-25”はアルミボディなのですが、オレンズネロは“樹脂と金属粉を混ぜ合わせた特殊素材”らしく、おそらくは樹脂に金属の粉を入れたもので、射出成形したものだと勝手に解釈してます。この重さが絶妙にいいんです。

書き心地

0.3mmのオレンズネロは “STAEDTLER 925-25”の0.5mmと同じくらいの筆圧で字が書けそうです。過大評価かもしれませんが、少なくとも“HI-TEC-C”のシャープユニット0.3mmよりは筆圧をあげても問題ありませんでした。ただ、オレンズネロの“オレンズシステム”はペン先のパイプがスライドする機構です。言い換えると、常に紙にはペン先のパイプが接触しています。薄い紙などのデリケートな紙は不向きなのかも知れませんが、コピー用紙程度は全く問題ないと思います。おそらくはペン先のパイプ部分の先端部を上手に処理されているのでしょう。

0.2mmのオレンズネロは試し書きをすることが出来ませんでした。…と言うのも、壊れていたのです。ペン先のパイプ部分がわずかに曲がっているように見えました。これは“STAEDTLER 925-25”でも経験したのですが、このパイプが曲がると、芯は折れまくります。(使い物にならない)

店員さんは「お客様の中には乱暴に扱われる方もいらっしゃいますので…」と言われていましたが、実際にはどのレベルで曲がったのかは分かりません。パイプが曲がった0.2mmのオレンズネロはガラクタ以外の何物でもありません。より細い字が書ける可能性はあるが、欲しいとは思いませんでした。

先ずは、入手し易いオレンズのメタルグリップで様子見

オレンズメタルグリップ

オレンズメタルグリップ

価格がつり上げられているオレンズネロは、欲しくありません。先ずはオレンズの0.3mmでポテンシャルの確認を行なう事にしました。事前の確認では自動芯出し機構は搭載されていないものの、オレンズシステムは試すことができます。重量感は寂しいもので14g。そもそものオレンズシステムを確認しながら、オレンズネロの適正価格での販売を待ちます。

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