製造現場でバーコードを導入して良くなったことはpart2

KEYENCE BT-500

バーコードの製造現場導入目的

ぶっちゃけた話、“カッコいい”、“使ってみたい”が半分くらいあったと思います(^_^;)。やっぱり、当時はカッコ良く見えたのです。

本当の「バーコードの製造現場導入目的」

バーコードの製造現場導入はいくつかの目的がありました。それは「作業者による(間違いのない)入力」、「生産進捗のリアルタイム管理」、「棚卸し業務」です。今回は「棚卸し業務」についてお話しします。

棚卸し業務の大変なところ

「棚卸し業務」は品種が少ない時は手作業でやることも可能なのですが、品種が多くなると、“間違いが発生するわ”、“手はダルくなるわ”でいいことなんてありません。また、手作業で行なうとなると手で記入する訳ですから、間違いが発生する機会は倍になります。(「記録時の間違い(ノートなどに記録する間違い)」と「入力時の間違い(ノートなどを見てPCに入力するときの間違い)」)

解決するためにバーコードを使えないか?

そこで、ハンディーターミナルを購入することを検討しだしました。ハンディーターミナルでバーコードをスキャンしてその時に数量やロケーション(場所)情報も入力してしまおうと考えたのです。

(ちょっと寄り道)棚卸しに便利な道具を紹介

棚卸しの際には「入力した印(しるし)」をつけると便利です。第一に入力した事が分かります第二に何か月も棚卸しにつけているかどうかも分かります(赤札大作戦ですね)。月ごとを色別に分けるとさらに分かりやすくなります。

初めてのハンディーターミナル

初めてのハンディーターミナルはKEYENCEのBT-500を購入しました。今どきのプログラム言語を用いてプログラムをガリガリと書く根性もなかった当時の私は「アプリケーション簡単作成ツール」というものにひかれてしまいました。簡単に作成できる反面、「もうちょっとこうしたい」っていうときにガマンするしかなかったのですが、このハンディーターミナルによる省力化は凄まじいものでした。

ハンディーターミナルで集めたデータはどうするのか?

ハンディーターミナル用のアプリケーションを作成してからは、出力したCSVファイルを読み込み、集計する一連の流れをAccessで組み立てました。Excelを用いて手作業で毎月やる方法もあります。ただ、私は“めんどくさがり”なのでAccessのマクロを使いました。(この頃はまだ、VBAはしっかり使えてないので…)

「作業者による(間違いのない)入力」、「生産進捗のリアルタイム管理」の部分はpart3で紹介します。

2 件のコメント

  • はじめまして

    田舎の町工場にて一人工場長をしております。

    KEYENCEのBT-500を入手しまして、ブログ記事のようにたな卸し入力用に活用しようと思いましたが、「アプリケーション簡単作成ツール」が入手できずに頓挫してしまいました(笑)
    当時のデーターなど保管されていますか?

    社長以下私含めて4人の小規模事業所ゆえ電子化等の投資に消極的なもので・・・・
    現行機種の購入を促すためにも廃盤機種で実績を作りたいとの思いです。

    とっかかりが欲しい状況なので、なにかご教授いただけるものがあればと思い、ご連絡させて頂きました。

    • こちらこそ、はじめまして。当ブログを見ていただきありがとうございます。

      BT-500を使用してプログラムを作成していたのは、ずいぶん昔の事なので、
      データはもちろん、動作用プログラムや実機も含めて処分してしまいました。
      お力になれずに申し訳ありません。

      BT-500はずいぶん前の機種ですが、キーエンスさんに相談などはできないのでしょうか?
      BT-500用のサンプルプログラムも含めて提供してもらえると話が早そうですね。

      ですが、出来るのであれば、現行機種のデモ機貸し出しを検討されてはいかがですか?
      キーエンスさんもwelcatさんもデモ機の貸し出しはしてくれます。
      とりあえず、簡単なことをやってみたいのであればキーエンスさんのハンディーターミナルが
      お勧めですね。キーエンスさんに相談すれば、簡単なプログラムであれば一緒に作ってもらえる
      こともありますよ。
      ちなみに、私はキーエンスさんから一ヶ月弱借りました。(ただしうまくいけば
      買うことを前提にして相談しましたが…)

      あと、購入を検討されるときは必ず、2社以上の比較見積もりを検討されたほうがよいですよ。
      私の場合、1機種目のキーエンス製BT-500は結構高い買い物になりましたが、
      2機種目のwelcat製XIT-220-Mは、キーエンスさんとwelcatさんの両方に相談したので、
      ずいぶんと値段を下げてもらうことができました。交渉の仕方などもあると思いますが、
      価格を調べる某有名サイトの半値以下になっていたと思います。

      頑張ってみてください。XIT-220-Mの紹介は簡単なものを下記URLに紹介しています。
      http://enjoy-process.com/20170101/barcode/186/barcode04/

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