工場での従業員への接し方

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工場内の管理を行い初めて約20年経ちますが、若いときには“「圧力」による管理”を行なっていた頃がありました。(正しくない表現かもしれませんね…)目先の成功を意識して、“しっかりと管理しなくては…”といった気持ちや、“グズグズしてられない”といった焦りもあり、大きな声で注意をしたり、人前で個人を叱ったり…。(“怒ったり”が正しいかも知れません。)当時の仲間たちには申し訳ないのですが、今となっては恥ずかしい昔話です…。

考えてみれば、こんな管理者の元で私なら“仕事したくないよな”って思ったのです。確かに発生した問題などを再発しないようにする事も管理者の仕事ですが、そもそもガミガミと叱らなくても、従業員達は一所懸命に頑張ってくれているのです。そんな事も頭では分かっていても心で理解は出来ていませんでした。

ある時点から、現場で仕事をしている従業員の方達への接し方を改めました。

一番は、現場でお仕事をしていただく従業員の方達が気持ちよく仕事をしていただける環境づくりを意識しました。生産性を上げるために『頑張る』ではなく、『楽に作業できるようにする』を心がけました。すると楽になった分“新しい仕事をする時間”ができるのです。結果、生産性は上がります。昔の私ならこんな考え方は無理だったと思います。

10年くらいでガミガミ言うのを止めることができ、次の10年で『楽に…』が板についてきました。さて、次の10年ではどんなことになるのか?どのように成長できるのかが楽しみです。

 

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