バーコードの導入で良くなったこと
バーコードの導入で良くなったことは、ズバリ「入力が楽になって、間違いが無くなった事」です。
現場で大事なことは?
間違いのない入力が大事なのでしょうか?現場で物を作っている作業者たちに、「間違いないように注意して入力をして下さい」って言うことは、言ったところで間違えないように入力なんて出来るとは思えないです。なぜなら作業者たちは【モノを作ること】に一所懸命なのです。入力に時間を使ってもらえば入力精度は上がるでしょうが、何が大事なのかわからなくなってしまいます。
高いんじゃないの?
バーコードリーダーも安いものであれば1万円から2万円くらいなので、導入してもあっという間に初期投資分は回収できます。(計算しやすいように…)時給1,200円で考えてもあっという間で回収ですよ。キーボードからの入力ならば「入力~確認」で15秒。バーコード入力なら3秒。つまり、1回の入力で12秒の短縮になります。1回の入力で4円の改善になるのです。私の工場なら、1日に4回の入力があります。一つの現場で作業している作業者は5人程度なので、本体代を12,000円とすると、(これも計算しやすくするためですね…)
4円×4回×5人×20日=1,600[円/月]の改善になります。
12,000円÷1,600[円/月]=7.5ヶ月
計算では7.5ヶ月で回収できることになります。しかも、入力時にバーコードリーダーでなら入力間違いがありません。
どんなタイプを選んだのか。
私はキーボードの代わりとして使用することのできるUSB接続のバーコードリーダーを使用しました。使用したフォントはサクラフォントのCODE39です。
どんなふうに利用するのか
私の工場では、製品の識別に「現品票」を使用していたのですが、この「現品票」に作業指示などの「指示票」の機能を持たせました。ざっくり言うと注番と品番をバーコードで表示し、工程の順序を表示しました。
これにより管理者が印刷しておいた「指示票の機能を持たせた“現品票”」を作業者が取って作業を開始し、バーコードで入力などをして、現品に貼る。といった流れを作ることができました。この方法ができるのは、この「現品票」を使用する頻度が2~3時間に一度程度だったからやり易かったところもあったと思います。この現品票に「品番」を入れるのは、月に一度の棚卸しに対応するためです。
どのようにして棚卸し業務に対応させたか?などはpart2でお話しします。
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